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今の京都の町が抱えてる問題…独り言

昨日祇園でお店をやっていて、しかも同級生でもある友人の店で軽く飲みながら色々な話しをしました。

今の祇園って不思議なんだけど長く店をやってる所ほど料理の金額をお客様がシビアに見られ、新しくて小さな店で3万とかそれ以上に高くても予約が取れないと聞くと予約して高くても支払ってられるのってどう考えたら良いんだろうって…勿論私も食事に行く事もあり本当に高級食材を使われていて美味しい料理を提供されてます。

ただ昔の祇園ならやはり長く営業してきた店というのはそれだけで物凄いアドバンテージがあり、自分の店もそうなれるように長く頑張れば新しい店よりはアドバンテージをもって仕事出来るはずと思ってやってきましたが、何故か時代が変わり新しい店がいきなり信じられないような高い金額を提示されるような時代になりました。長くやってきてる店は昔からの馴染みのお客様にそんな金額を貰う訳にはいかないと思うので常識の範囲内の金額を頂き、その代わり長くお付き合い出来るような関係を大事にします。やはり長くやってると絶対というものは無いというのは凄くわかります。ですので新しい小さな店でいくら凄く良い料理を提供されていたとしても尋常でない金額を提示されていてこれから先10年、20年と変わらずその商売の仕方でやって行ける訳は流石に無いと思うのですが、自分の考え方がいつのまにか古くなってきてしまってるのかなあとも感じ…

店が20年続けば最初から支えて頂いたお客様が仮に50歳の方でも当たり前ですが70歳になります。ある程度高級店にそれ程若いうちからは行かないでしょうからやはり40歳代50歳代が最初来て頂いたとしても60歳70歳、60歳の方は80歳になります。やはりお客様の仕事の環境も変わり、あまり食べられなくもなりますし、残念ながらお亡くなりになられるお客様も増えてきます。勿論国の環境も日々変化しています。

祇園の芸妓さんの話しでも今年は本当に不景気って言われてました。そして京都に外国人が大勢押しかけてるのでそんな風に思われないですが、外国人がお金を落とすのは物凄く安い店だけです、むしろ優良な日本人のお客様が明らかに京都に来られなくなっています。外国人が増えすぎてホテルが乱立し過ぎて京都の魅力が無くなってきてるのだと思います。京都の人で新しく出来たホテルの名前や場所を把握されてる方って一体どれだけいるのでしょう?

京都で生まれたものとしてこれ以上無い危機感を今の祇園そして京都には感じます。昔は祇園に小うるさいお爺さんやお婆さんが居られて怒られる事も多かったですが祇園はこうでないとダメと言って祇園の町の風紀を守って頂いていました。

今は無法地帯のようです…何故日本各地から世界から京都にわざわざ粋なお客様が来られていたのか、改めて考えていく時期に確実にきています。そしてなにより新しくチャレンジ出来る環境は絶対に大事ですが、それ以上にこれまで長く京都、そして祇園を守ってきたお店がより繁栄出来る事は更に大事な事だと思います。時代の変化に合わせて当然お店も変化する必要は勿論あります。が、それにより京都の文化が失われるようでは駄目だと思います。京都に来られるお客様が求めてるものって頑なに京都が守ってきたものでは無いのでしょうか…

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